お子さんの高校進学を控えている親御さんに向けて、今日は「公立高校の学費解説!知っておきたい費用と支援制度」について、わかりやすくご紹介します。
公立高校への進学を考えているけれど、「学費はどのくらいかかるの?」「もし費用が心配だったら、どんな支援があるの?」なんて思っていませんか?
大丈夫、あなたのそんな疑問や不安を一掃する情報をお届けしますよ!では、さっそく公立高校での学びへの第一歩を、私たちと一緒に踏み出しましょう!
公立高校の学費基礎知識
公立高校への進学は、多くの家庭にとって大きな一歩です。しかし、その前に知っておきたいのが「学費」の話。
公立高校の学費は、私立高校と比較するとかなりリーズナブルですが、それでも「入学金」「授業料」「教材費」といった費用がかかります。
一体、全体にどれくらいの費用が必要なのでしょうか?そして、その他にもどんな経費が考えられるのでしょうか?
ここからは実際に私が支払いをした内容をお知らせいたします。埼玉県の内容ですので、具体的な金額は各県の情報をご確認ください。
公立高校の入学金と授業料
まず、公立高校の入学金と授業料についてです。
入学金は一般的に、数千円程度で、自治体や学校によって異なります。
一方、授業料は自治体によっては無料の場合もありますが、一部負担が必要な場合も。
この授業料も、自治体の教育政策によって大きく変わるため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。
受験料 | 2,200円 |
入学料 | 5,650円 |
合計 | 7,850円 |
入学時の納入金
生徒会入会金 | 500円 |
学年積立金 | 48,700円 |
冷房費(3年間) | 28,800円 |
合計 | 78,000円 |
諸会費
月額 | 年額 | |
PTA会費 | 500円 | 6,000円 |
後援会費 | 2,000円 | 24,000円 |
校友会費 | 500円 | 6,000円 |
学年積立金 | 4,000円 | 48,000円 |
合計 | 7,000円 | 84,000円 |
※入学時に「学年積立金」を納入しますが、別途必要になります。
※年額を3回に分けて納入
授業料
年額:118,800円(年4回に分けて納入)
※「高等学校等就学支援金制度」により、授業料の支援あり
教材費とその他の必要経費
次に、教材費について。
教科書をはじめとする教材は、学年が進むにつれて必要となるものが増えていきます。
また、実験や特別な授業のための材料費も考慮する必要があります。
さらに、制服や体育着、学校指定のグッズなど、学校生活を送る上で必要となる費用も忘れてはいけません。
制服
学生服上衣 | 31,500円 |
学生服ズボン | 15,800円 |
長袖シャツ | 3,300円×2枚 |
セーター | 5,800円 |
夏用ズボン | 10,900円 |
半袖シャツ | 2,700円×2枚 |
合計 | 76,000円 |
体操服等
ジャージ上 | 5,400円 |
ジャージ下 | 4,100円 |
半袖Tシャツ | 2,900円×2枚 |
ハーフパンツ | 3,100円×2枚 |
体育館シューズ | 3,200円 |
上履き | 1,450円 |
合計 | 26,150円 |
教科書+副教材
合計:18,000円
電子辞書
2,9000円 or 37,000円
※必須ではありませんが、国語辞書と英和辞書の購入は必要でしたので、我が家では、電子辞書を買いました。
年間合計
437,800円
※国公立の高等学校については、年収910万円未満世帯に対して、授業料相当額の就学支援金が支給されるため、実際に我が家が支払った金額は、ここから授業料を引いた金額になります。
が、それでもひとり親家庭では、かなりの出費です。
さらに、公立高校の学費を考える際、教材費だけでなく、学校生活を送る上で避けて通れない「その他の必要経費」にも目を向ける必要があります。ここでいう「その他の必要経費」とは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか?
- 通学交通費: 自宅から学校までの距離によっては、バスや電車などの公共交通機関を利用する必要があります。月額の交通費も家計にとっては無視できない出費です。
- 部活動費: 部活動に所属する場合、ユニフォームや道具、合宿などのための費用が必要になることがあります。これらは活動内容によって大きく異なります。
- 行事費: 学校行事や修学旅行など、特別なイベントには別途費用がかかる場合があります。特に修学旅行は大きな出費となることも。
公立高校の学費を抑える方法
公立高校の学費に加えて、上記で挙げたような各種費用も考慮すると、教育にかかる費用は決して少なくありません。
しかし、ご安心ください!学費や教育費を抑えるための様々な方法や制度があります。
学費免除制度の活用
多くの自治体では、経済的な理由で学費の支払いが困難な家庭を支援するために、学費免除制度を設けています。
この制度を利用することで、授業料の全額または一部が免除されることがあります。
申請条件や手続きの方法は自治体や学校によって異なるため、詳細は学校や自治体の教育委員会に確認しましょう。
入学料および後援会費は減免になる場合もあります。
我が家は、児童扶養手当受給世帯だったので申し込んでみましたが、全額受給世帯のみが対象ということで減免を受ける事が出来ませんでした。
奨学金とその他の経済支援
また、経済的に困難な状況にある学生を支援するための奨学金制度も存在します。
奨学金には、返済不要の給付型と、将来返済が必要な貸与型があります。さらに、地域団体や民間企業が提供する奨学金もありますので、積極的に情報を集めてみましょう。
これらの支援制度をうまく利用することで、公立高校での学びにかかる経済的負担を軽減することが可能です。大切なのは、どのような支援が自分の状況に合っているかをしっかりと調べ、適切な申請を行うことです。
奨学金制度
・交通遺児育英会
・あしなが育英会
・日本教育公務員弘済会
・コープみらい奨学生
・県の奨学金制度 など
我が家では、さいたま市の入学準備金貸付けという制度を利用しました。
無利子で20万円まで借入ができますが、保証人が必要です。
家庭でできる教育費の計画
高校進学は、お子様の将来に向けた大切なステップですが、それに伴う教育費の準備も同じくらい重要な課題です。
家庭で教育費の計画を立てる際には、長期的な視点を持ち、様々な方法で費用を管理し、賢く節約することが求められます。
では、どのように計画を立て、どんなポイントに注意すれば良いのでしょうか?
長期的な教育費用の計画立て
早期からの計画立て
子どもがまだ小さいうちから教育費用について考え、計画を立て始めることが重要です。高校だけでなく、将来的には大学進学の可能性も考慮に入れ、十分な準備期間を確保しましょう。
教育費用の見積もり
公立高校の学費、教材費、制服費用、交通費など、実際にかかる費用をリストアップし、一年間でどのくらいの教育費が必要か見積もります。
また、予期せぬ出費にも対応できるよう、少し余裕を持たせた計画を立てましょう。
定期的な見直しと調整
経済状況や支援制度の変更、お子様の進路によっても教育費は変動します。定期的に計画を見直し、必要に応じて調整する柔軟性を持つことが大切です。
教育費用に関する家庭内でのコミュニケーション
家族での話し合い
教育費に関する計画は、家族全員で共有し、話し合うことが重要です。
特に、お子様が高校生になると、自分の進路や教育に対する意識も高まりますので、一緒に計画を考えることで、目標に向かって協力していく意識を育てましょう。
経済的リテラシーの向上
教育費用の計画を通じて、お子様にお金の管理や節約の大切さを教える良い機会となります。将来的に自立した時の金銭管理能力の基礎を、この機会に育てていきましょう。
家庭での教育費用の計画立ては、ただ節約するだけでなく、将来に向けた賢い投資でもあります。早期からの準備と計画、そして家族全員での協力と理解を基に、お子様の夢を実現するためのサポートをしていきましょう。
まとめ
公立高校の学費に関して正確な情報を得た上で、それをどのように計画し、どのような支援を利用できるのかを理解することは、教育を受ける学生だけでなく、その家族にとっても非常に重要です。
教育への投資は未来への投資であり、今後も継続的に情報を収集し、計画的に対応していくことをお勧めします。
また、地域や学校が提供する情報セッションに参加することで、より具体的な支援方法やアドバイスを得られる可能性がありますので、積極的に参加を検討しましょう。
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